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アセットマネジメント(AM)の便益

アセットマネジメントを実施することにより、組織はアセットからの価値を高め、それにより組織の目標を達成することが可能になります。ISO 55000では、アセットマネジメントの具体的な便益として以下のようなことが挙げられています。

財務パフォーマンスの改善:アセットの価値を保全し、短期または長期の組織の目標の実現化を犠牲にすることなく、投資回収の改善及びコストの削減が達成され得る。
情報に基づいたアセットの投資決定:組織がその意思決定を改善し、コスト、リスク、機会及びパフォーマンスのバランスが効果的に取れるようになる。
リスクの管理:財務損失を低減し、安全衛生、信用及び評判を改善し、環境及び社会的影響を最小化することは、保険料金、罰金及び罰則のような負担を軽減するという結果になり得る。
サービス及びアウトプットの改善:アセットのパフォーマンスを確実にすることは、顧客及びステークホルダーの期待に一貫して合致し、又はそれを超えるような改善されたサービス又は製品をもたらし得る。
社会的責任の実証:組織の、例えば排出削減、資源保全及び気候変動への適応の能力を改善させることは、組織が社会的に責任のある倫理的な業務慣行及び管理を実証できるようにする。
コンプライアンスの実証:アセットマネジメントの規格、方針及びプロセスを厳守することと同様に、法令、規則及び規制上の要求事項に透明性をもって適合することによって、コンプライアンスを実証することができる。
評判の向上:改善された顧客満足、ステークホルダーの認識及び信用を通じて。
組織の持続可能性の改善:短期及び長期の影響、支出並びにパフォーマンスを効果的に管理することは、運営の持続可能性及び組織を改善し得る。
効率性及び有効性の改善:プロセス、手順及びアセットのパフォーマンスをレビューし、改善することは、効率性、有効性及び組織の目標の達成度を改善し得る。

(ISO 55000 2.2より抜粋)

アセットマネジメントの考え方が生まれた背景には、社会インフラ資産の効率的な維持管理へのニーズがありますが、アセットマネジメントの便益は、直接的なパフォーマンスや財務状況の改善だけではなく、アセットを中心として、それをマネジメントする組織に透明性の高いガバナンスを作り上げ、それを継続的に改善していくというプロセスの確立にあります。また、これによって、ステークホルダーへの説明責任を果たし、組織の信頼性と評判を高めることにつながります。
このように、アセットマネジメントを実施することによって、組織は直接、間接、短期的、長期的に、様々な便益を得られます。