JAAM日本アセットマネジメント協会

一般社団法人 日本アセットマネジメント協会
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9月10日 JAAMメールマガジン 第15号

一般社団法人日本アセットマネジメント協会 JAAMメールマガジン H30.9.10 発行

■今回の記事一覧

  1. コラム「規格をビジネスに活かす(1)」
  2. イベント情報
    • ①第4回JAAMイブニングセミナー
    • ②第2回JAAM研究発表会
  3. アセットマネジメントシステム関連情報
    • JAAMがJIS Q 55000シリーズの管理団体となりました

 

■【コラム】
規格をビジネスに活かす(1)

 日本アセットマネジメント協会は、アセットマネジメント(AM)の国際規格であるISO 55000シリーズの普及に努めています。JIS Q 55000シリーズはISO 55000シリーズと同じ内容ですので、このJIS規格は、私たちが国内でISO 55000シリーズに基づくAMを習得するための最も有効なガイドとなるでしょう。
 しかし、ISO 55000シリーズが唯一のAMの「かたち」という訳ではありません。実際、日本のアセットの現場を支えている人々は、ISO 55000シリーズで掲げられているトップダウンのアプローチに、やや違和感をもつかもしれません。職場にAMを導入し向上させていくためには、組織の文化や風土に合わせてISO 55000シリーズの方法を大胆にカスタマイズすべき面もあるでしょう。それでも、私たちが国際規格にこだわるのは何故か。その答えのひとつに、国際規格が市場に及ぼす影響力を挙げることができます。
 良い品質・高い機能であれば、その製品やサービスは自然とよく売れるようになると思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、現実はそれほど単純でないことが分っています。図は、東京大学 小川紘一教授作成のよく知られた図です。かつて一世を風靡した日本のエレクトロニクス製品が、その後急速に国際市場でのシェアを落としていく。その原因については、様々な分析が行われていますが、そのひとつに国際標準化戦略の欠如が指摘されています。

エレクトロニクス製品における日本企業の世界市場シェアの推移

 例えば米国のインテル社は、パソコン周辺機器であるマザーボードの製造技術を低コストのアジア企業に開示しました。他方、コア部分であるCPUの技術は特許化や厳重秘蔵化などによって実施を独占しました。そして、独占技術と周辺機器の間のインターフェースに国際規格を活用したのです。国際規格に適合する低コストの製品をめぐって国際市場で熾烈な競争が起こり、日本の企業は価格競争のなかで沈んでいく。低コストの汎用パソコンが爆発的に普及し、その果実の多くをインテルが独占するという構図です。
 このような戦略は、一般に「オープン&クローズ戦略」と呼ばれ、国内外の様々な分野で活用されています。ISO 55000シリーズは製品の規格ではありませんが、インテルにおけるパソコン周辺機器のインターフェースと同じような使い方をすることで、自社の技術やノウハウの市場を創造したり拡大したりすることができる可能性があります。規格を学ぶときは、実践的活動での活用とともにビジネスモデルへの活用も念頭におくと、創造的で深みのある成果が得られるでしょう。

(日本アセットマネジメント協会理事 藤 木  修)

■【イベント情報】
①第4回JAAMイブニングセミナー
10月3日(水)に「第4回JAAMイブニングセミナー」を開催いたします。
JAAMでは、アセットマネジメントを取り巻く最新の情報を提供し、これをもとに出席者の皆様で意見交換などを行っていただく「JAAMイブニングセミナー」を開催しています。

テーマ:「洋上風力発電の導入促進に向けた取組」
日 時:平成30年10月3日(水)18時~20時30分
場 所:株式会社マネジメント評価センター(MSA)5階第一会議室 
〒108-0023 東京都港区芝浦四丁目4番44号 横河ビル 
講 師 国土交通省港湾局海洋・環境課
 参加費:JAAM法人(正会員・準会員)・個人会員 5,000円、非会員10,000円(税込)

詳細情報、お申込みは
https://www.ja-am.or.jp/evening_seminar/index201810.html
を参照ください。

お仕事などを終えた夕べのひととき、幅広い分野の方々とアセットマネジメントについて語らう本イブニングセミナーへのご参加をお待ちしております。

②第2回JAAM研究発表会
11月14日(水)に「第2回 JAAM研究発表会」を開催いたします。
本研究発表会では、アセットマネジメントに関連する実践事例や研究事例等を発表していただき、アセットマネジメントの実務者、研究者、そしてアセットマネジメントに取り組もうとしている方々などと幅広い知識・知見を共有することを目的としています。
優秀な発表には、小林会長よりJAAM賞が授与されます。

日 時:平成30年11月14日(水) 9:15~17:00
場 所:日本橋ライフサイエンスビル2階・9階・10階会議室
    東京都中央区日本橋本町2-3-11
プログラム:09:15  開会
09:30~10:30 小林会長特別講演
10:45~11:45  午前発表セッション
13:00~16:00  午後発表セッション
16:30~17:00  JAAM賞発表・授与、講評
17:15~18:45 交流会
参加費用:会員 5,000円(税抜)、非会員10,000円(税抜)
交流会の参加費用は、3,000円(税抜)会員・非会員共通

詳細情報、お申込みは
https://www.ja-am.or.jp/research_publication
を参照ください。

多くの皆様のご参加をお待ちしています。

■【アセットマネジメントシステム関連情報】
JAAMがJIS Q 55000シリーズの管理団体となりました。

このほど、JAAMはアセットマネジメントに関する次の3つの日本工業規格(JIS規格)の管理団体となりました。
・JIS Q 55000アセットマネジメント-概要、原則及び用語
・JIS Q 55001アセットマネジメント-マネジメントシステム-要求事項
・JIS Q 55002 アセットマネジメント-マネジメントシステム- JIS Q 55001の適用のための指針
これらのJIS規格は、一般財団法人日本規格協会(JSA)が原案を作成し、2017年8月に発行されたあと、引き続きJSAが管理してきました。この管理業務をJSAからJAAMに移すための移管届が所管省である経済産業省と国土交通省に提出され、このほど移管の事務手続が終了しました。
なお、ISO/TC251では、ISO 55002の全面改訂作業が進められていますが、改訂版が発行された場合には、これに対応して所管省と協議のうえ、JAAMがJIS Q 55002の改訂原案の作成を行うことになります。


 

発行元: 一般社団法人 日本アセットマネジメント協会(JAAM)      
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