JAAM日本アセットマネジメント協会

一般社団法人 日本アセットマネジメント協会
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7月8日 JAAMメールマガジン 第25号

一般社団法人日本アセットマネジメント協会 JAAMメールマガジン 2019.07.08 発行

■今回の記事一覧

  1. コラム「ISO 55001へのアプローチ:サービスプロバイダー編(2)
  2. アセットマネジメントシステム関連情報
    • 〇第3回JAAM定時社員総会を開催しました。
    • 〇機関誌「アセットマネジメントジャーナル」を創刊しました(会員限定)。
    • 〇(一社)日本観光自動車道協会との間に、業務協定書を締結しました。
    • 〇京都大学/KBRC共催「アセットマネジメント技術講習会2019」が開催されます。
    • 〇ISO 55002:2018邦訳版が発行されました。
  3. イベント情報
    • 〇「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」出版記念セミナー(2019年8月23日(金))
    • 〇第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(2019年11月23日(土))
    • 〇 第3回JAAM研究発表会(2019年10月31日(木))

 

■【コラム】
ISO 55001へのアプローチ:サービスプロバイダー編(2)

サービスプロバイダー組織が、ISO 55001へ取り組もうとする際、これまで運用してきたISO規格(9001や14001など)との差異に戸惑うことが多いようです。その中でも特に、規格がアセットオーナーの立場でつくられていることや固有の要求事項への対応が課題になるケースが多いと考えられます。

ISO 55001の規格自体は、品質や環境の規格である ISO9001/ 14001 と同様にHLS(High Level Structure)で構成されており、箇条体系はほぼ同じです。同じような章立てでつくられていますが、内容はアセットオーナーでなければ対応しにくい事項が含まれています。我が国の場合、アセットオーナーの多くは公共インフラ資産の所有者である官公庁であり、サービスプロバイダーにとっては発注者にあたります。サービスプロバイダーとしては、立場が違うものの、規格の特徴を認識して委託された業務の中で対応する必要があります。

この観点からISO 55001固有の特徴について、2回に分けて簡単に触れてみたいと思います。

・ステークホルダー
ISO 55001へのアプローチ サービスプロバイダーアセットマネジメントシステムの意図は、アセット(インフラ資産)のパフォーマンス、リスク、コストを考慮してアセットの価値を高める仕組みを提供することです。したがって、ステークホルダーとその要求を適切に把握し、運用/維持管理の優先順位を決定する必要があります。また、何らかの要因により、アセットが機能不全に陥って、供用できなくなった時の影響を想定しておく必要があります。 サービスプロバイダーに業務を委託する発注者もステークホルダーですが、サービスを提供する直接の対象は、不特定多数(大多数)の利用者(エンドユーザー)です。また、維持管理に使用される費用が税金でまかなわれるのであれば、納税者の存在にも配慮する必要が出てきます。他のシステムと比べて、公共性が高く、影響範囲も広い点に留意する必要があります。

・戦略的アセットマネジメント計画(SAMP)
SAMPはISO 55001固有の要求事項です。アセットマネジメントシステムは、維持管理などを効率よく運用するために、構想/戦略/実施レベルでのPDCAサイクルが存在する多階層構造となっています。補修計画を例にとると、長期的なアセット群の補修シナリオ(構想レベル)、中期的補修計画(戦略レベル)、年度予算下での実施計画(実施レベル)となります。これらの計画は通常、アセットオーナーが策定するもので、サービスプロバイダーは、これらの上位計画の主旨をよく理解して業務にあたることが求められます。ただし、アセットオーナーによっては、明確な計画がないケースもあります。このようなケースでは、個別業務であってもアセットオーナーの立場になって事業全体を俯瞰し、最適解を提示するスタンスが必要になってきます。(以下、次号に続く)


(日本アセットマネジメント協会理事 藤 井  信 二)

■【アセットマネジメントシステム関連情報】

○2019年6月14日(金)に、第3回JAAM定時社員総会を開催しました。

総会に引き続き開催された特別講演では、国土交通省の森昌文事務次官より「国土交通省のインフラアセットマネジメント政策」をテーマにした講演が行われ、「JAAMと連携し、インフラアセットマネジメントファイナンス研究会を早急に立ち上げ、インフラにおけるファイナンスによる課題解決方策などを論議し、インフラメンテナンスサイクルの着実な実施、より効率的なアセットマネジメントの進め方などを探っていく」との方針が明らかにされました。

報道各社における新聞記事を、以下URLからご覧いただけます。
https://www.ja-am.or.jp/media

○機関誌「アセットマネジメントジャーナル」を創刊しました(会員限定)。

JAAM会員専用の機関紙「アセットマネジメントジャーナル」創刊号を発刊しました。創刊号では、特集記事としてJAAM小林会長の対談のほか、国土交通省等からの寄稿やアセットマネジメントの取り組み事例などを紹介しています。 電子版のジャーナルを、JAAM会員サイトで公開しています。ぜひご覧ください。
https://www.ja-am.or.jp/member_login/

○(一社)日本観光自動車道協会との間に、業務協定書を締結しました。

一般社団法人日本観光自動車道協会(中川均会長)とJAAMは、「観光自動車道アセット先進技術実験プロジェクト」等に関する業務の円滑な実施とアセットマネジメント手法導入による維持管理の効率化・高度化及びアセットの長寿命化に関する業務協定書を締結しました。協定に基づき、今後、協力して様々な取り組みを行ってまいります。

○京都大学/KBRC共催「アセットマネジメント技術講習会2019」が開催されます。

8/19(月)~21(水)に、京都大学経営管理大学院と(一社)京都ビジネスリサーチセンター(KBRC)アセットマネジメントインスティチュート(AMI)の共催にて「アセットマネジメント技術講習会2019―役に立つ予測と意思決定の方法―」が開催されます。JAAMは、昨年に引き続き、 本講習会を後援いたしますので、ご案内いたします。 本講習会では、アセットの将来を予測しそれに基づいて意思決定を行うための統計学的方法論について、実務で役に立つ技術を、その理論的背景や適用事例などを交えながら分かりやすくご紹介します。 講習会は、土木学会及びJAAMの認定CPDプログラムとして、単位認定を受ける事が可能です。奮ってご参加下さい。

日  時: 2019年8月19日(月)~21日(水)
場  所: 京都大学産官学連携本部 東京日本橋サテライトオフィス9階 912,913会議室
東京都中央区日本橋本町2-3-11日本橋ライフサイエンスビルディング 【地図

詳細情報は下記の案内をご確認ください。

KBRCのホームページ(以下)でも近日中に公開いたします。
https://www.ja-am.or.jp/seminar_lecture/pdf/2019ISO_SummerSchool.pdf
http://kbrc.sakura.ne.jp/(近日中に公開予定)

○ISO 55002:2018邦訳版が発行されました。

昨年11月に改訂版が発行された、ISO 55002:2018「アセットマネジメント-マネジメントシステム-ISO 55001の適用のための指針」の邦訳版が、日本規格協会(JSA)より発行されました。邦訳版は、JSAのホームページ(以下)からご購入いただけます。
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO%2055002:2018

【イベント情報】

○「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」出版記念セミナー(2019年8月23日(金))

成熟度評価は、組織がアセットマネジメントのパフォーマンスを包括的に評価するための有用な方法です。JAAMは発足以来、日本のビジネスプロセスに相応しいアセットマネジメント成熟度評価の手法について研究を重ねてまいりましたが、今夏これまでの成果を取りまとめ「実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価ガイドブック」として出版することとなりました。つきましては、本ガイドブックの活用の仕方や具体的な事例等を紹介しながら、丁寧な解説を行うセミナーを、以下のとおり開催いたします。  

ご自身の組織へのアセットマネジメント導入やその高度化に関心をお持ちの皆さまをはじめ、コンサルタントや金融、会計、法律等アセットマネジメント関連サービスに従事されている方々、認定アセットマネージャー国際資格(CAMA資格)をお持ちの方々等、奮ってご参加下さい。

日  時: 2019年8月23日(金)10:00~16:30
場  所: ビジョンセンター田町2F
     東京都港区芝5-31-19 ラウンドクロス田町2F/4F

詳細情報、お申込みは、以下URLをご参照ください。
https://www.ja-am.or.jp/seminar_lecture/20190823publishing_seminar.html

○第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(2019年11月23日(土))

JAAMでは、第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(日本語版CAMA試験)を、2019年11月23日(土)に実施することになりました。また、試験のための事前対策講習会も実施いたします。
アセットオーナー(国や地方公共団体で公物管理のご担当者)をはじめ、企業、公的機関等でアセットマネジメントの構築やISO 55000シリーズに関連する業務に携わる方、ISO 55001内部監査員・審査員の方など、奮ってご参加下さい。

第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(日本語版CAMA試験)
日  時: 2019年11月23日(土)
実施場所: 東京、大阪、札幌、福岡

事前対策講習会
日  時: 2019年10月24、25、26、27日
実施場所: 福岡(10月24日)札幌(10月25日)、大阪(10月26日)、東京(10月27日)

※検定試験を受験するには過去に事前対策講習会を受講していることが必須となります。

詳細情報、お申込みは、以下URLをご参照ください。
https://www.ja-am.or.jp/cama

○第3回JAAM研究発表会(2019年10月31日(木))
JAAMでは、アセットマネジメントに関連する研究事例、実践事例等の幅広い知識・知見を、研究者、実務者、マネジメント層など多くの関係者と共有するために、研究発表会を開催しています。今般、第3回JAAM研究発表会を下記のとおり開催することが決定いたしました。
優秀な発表にはJAAM賞の授与も予定していますので、奮ってご参加下さい。

期  日: 2019年10月31日(木)
場  所: 東京都内

会場、発表募集等の詳細は今後、以下のホームページ及び本メールマガジンでご案内いたします。また、過去の研究発表会の様子や投稿された論文等も、以下のホームページからご覧いただけます。
https://www.ja-am.or.jp/research_publication


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