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9月9日 JAAMメールマガジン 第27号

一般社団法人日本アセットマネジメント協会 JAAMメールマガジン 2019.09.09 発行

■今回の記事一覧

  1. コラム「ISO 55001へのアプローチ:サービスプロバイダー編(4)
  2. アセットマネジメントシステム関連情報
    • 〇「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」のインターネットでの取り扱いが始まりました。
    • 〇ISO 55002:2018邦訳版が発行されました。
    • 〇アセットメトリクス [Asset-Metrics (Ver.2)]の紹介
  3. イベント情報
    • 〇「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」出版記念セミナー:東京第2回(2019年10月7日(月))
    • 〇第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(2019年11月23日(土))
    • 〇第3回JAAM研究発表会(2019年10月31日(木))

 

■【コラム】
ISO 55001へのアプローチ:サービスプロバイダー編(4)

前回まで、サービスプロバイダーがISO 55001に取り組む際に、他のシステム規格にはない特徴を中心にコメントしてきました。今回は実際に認証を目指す場合の留意点について触れてみたいと思います。

ISO 55001の規格はアセットオーナーを想定してつくられていますが、アセットオーナーでなくても認証を受けることは可能で、既に多くのサービスプロバイダーが認証されています。ただし、実際に認証を受ける準備を始めると、サービスプロバイダーがマネジメントシステムを運用する面で配慮すべき課題が出てきますので注意する必要があります。

・認証の対象とするアセットの選定
サービスプロバイダーは、アセットオーナーから業務委託を受けて、アセットマネジメントに関与することになります。サービス提供の形態は業種によって様々ですが、特に建設分野では、発注形態が認証に与える影響が大きくなります。ソフト面(調査/計画/設計など)でもハード面(運用/維持/補修など)でも業務委託が実施されていますが、これらのサービス提供業務の発注は大半が入札で決められます。単年度発注であれば次年度の業務は担保されておらず、失注すれば、サービス提供の継続性が問題になります。サービスプロバイダーが認証を維持するためには、審査対象となる案件を継続して確保することが必要になります。このリスクを回避する意味で、最初は業務委託件数の多い分野を認証範囲の対象としてスタートすることが推奨されます。

・パフォーマンスの評価
アセットマネジメント イラスト ISO 55001の規格要求事項のひとつにパフォーマンス評価があります。対象は、①アセットのパフォーマンス、②財務的及び非財務的なパフォーマンスを含むアセットマネジメントのパフォーマンス、③アセットマネジメントシステムの有効性などです。アセットオーナーは、直接、これらの事項について情報収集できますが、サービスプロバイダーの場合、サービス提供後の情報収集が可能な訳ではありません。審査では具体的に確認できることが要件となり、この点でも業務の継続性が問題になります。
施設管理など、対象が有形で特定でき、審査時に運用の成果が現認できるケースは理想的ですが、このようなケースでも、業務失注により施設への立入りが困難になる可能性があります。また、計画立案など、ソフト面での技術サービスを提供した場合は、提供後にその成果がどのように扱われたのか一般には不明です。審査を受ける場合は、実際に成果を確認できるか、あるいはどのような形で具現化されたかトレースできる案件を準備しておく必要があります。

これまで4回にわたり、サービスプロバイダーの立場からISO 55001へアプローチする場合の留意点について述べてきました。いろいろと障壁はあるものの、我が国の公共インフラの維持にはサービスプロバイダーの力が不可欠です。アセットオーナーと立場は違いますが、アセットマネジメントに積極的に関与されることを期待してこのシリーズを終了したいと思います。

(日本アセットマネジメント協会理事 藤 井  信 二)

■【アセットマネジメントシステム関連情報】

○「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」のインターネットでの取り扱いが始まりました。
先月号のメルマガでもお知らせした、「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」の、インターネットでの取り扱いが始まりました。
アセットマネジメントを実施するプロセスを詳細に解説し、それぞれのプロセスにおける成熟度の判定の指針を示す本書は、アセットマネジメントを志す全ての方に役に立つものです。また、認定アセットマネージャー国際資格検定試験(CAMA試験)の受験を考えている方には必携の参考書となります。
今般、インターネットを通じた購入が可能となりましたので、これまで書店で見つけることができなかった方も、ぜひご覧下さい。
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16033555/?fbclid=IwAR2LqmWMrNl_TKNqsCq3HADmc-_QD7aPXcJiPAM35jZuM8nEWK0xRlSXGh8
JAAMホームページ https://www.ja-am.or.jp/news/2019/20190827am_book.html

○ISO 55002:2018邦訳版が発行されました。

2018年11月に改訂されたISO 55002:2018の邦訳版が、日本規格協会(JSA)より発売されました。以下のJSAウェブサイトよりご購入頂けます。
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=ISO%2055002:2018
JAAMでは、今後、JIS Q 55002の改訂に向けて、取り組んでまいります。

〇アセットメトリクス [Asset-Metrics (Ver.2)]の紹介(会員限定)

アセットメトリクスver.2のリリースに関係する情報です。
今回リリースするアセットメトリクスver.2は、JAAMホームページの会員サイト内からア
クセスできるもので、JAAM会員サービスとなります。
アセットメトリクスver.2は、ユーザーの皆さまが所有する実際のインフラ資産の点検デ
ータをオンラインでインポートし、劣化パフォーマンス評価を行います。劣化パフォーマ
ンス評価は、ユーザーがインポートした点検データからオンライン上で劣化パフォーマン
ス曲線を描き、インフラ資産の寿命や更新時期の推定、ベンチマーキングを実践するもの
です。
JAAMホームページの会員サイトから入り、アセットメトリクスのロゴを探してお入りください。
https://www.ja-am.or.jp/member_login

また、アセットメトリクス [Asset-Metrics (Ver.1)] の詳細,分析の方法,適用事例等に
ついても、以下のホームページからご覧いただけます。
https://www.ja-am.or.jp/asset-metrics

【イベント情報】

○「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」出版記念セミナー:東京第2回(2019年10月7日(月))

成熟度評価は、組織がアセットマネジメントのパフォーマンスを包括的に評価するための有用な方法です。JAAMは発足以来、日本のビジネスプロセスに相応しいアセットマネジメント成熟度評価の手法について研究を重ねてまいりましたが、今夏これまでの成果を取りまとめ「JAAMガイドブック 実務者のためのアセットマネジメントプロセスと成熟度評価」として出版いたしました。又、本ガイドブックの活用の仕方や解説を行った出版記念セミナー(8月23日(金)開催)には大変多くの方々にご参加をいただくことができました。
本セミナーはご好評につき、早速、第2回出版セミナー(東京)を下記にて開催する運びとなりました。今後、第3回出版セミナー(仙台)を10月末予定、第4回出版セミナー(仙台)を11月予定と順次開催してまいります。
ご自身の組織へのアセットマネジメント導入やその高度化に関心をお持ちの皆さまをはじめ、コンサルタントや金融、会計、法律等アセットマネジメント関連サービスに従事されている方々、認定アセットマネージャー国際資格(CAMA資格)をお持ちの方々等、奮ってご参加下さい。

日  時: 2019年10月7日(月)13:30~16:30
場  所: ㈱MSAマネジメントシステム評価センター 5F第一会議室
      東京都港区芝浦4-4-44 横川ビル

詳細情報、お申込みは、以下URLをご参照ください。
https://www.ja-am.or.jp/seminar_lecture/20191007publishing_seminar.html

○第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(2019年11月23日(土))

JAAMでは、第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(日本語版CAMA試験)を、2019年11月23日(土)に実施することになりました。また、試験のための事前対策講習会も実施いたします。
アセットオーナー(国や地方公共団体で公物管理のご担当者)をはじめ、企業、公的機関等でアセットマネジメントの構築やISO 55000シリーズに関連する業務に携わる方、ISO 55001内部監査員・審査員の方など、奮ってご参加下さい。

第4回認定アセットマネージャー国際資格検定試験(日本語版CAMA試験)
日  時: 2019年11月23日(土)
実施場所: 東京、大阪、札幌、福岡

事前対策講習会
日  時: 2019年10月24、26、27日
実施場所: 福岡(10月24日)、大阪(10月26日)、東京(10月27日)
※10月25日に札幌で予定していた事前対策講習会は、都合により中止となりました。札幌会場における第4回検定試験(11月23日)は、過去に講習会を受講された方または別の会場で事前対策講習会を受講された方が対象となります。
※検定試験を受験するには過去に事前対策講習会を受講していることが必須となります。

詳細情報、お申込みは、以下URLをご参照ください。
https://www.ja-am.or.jp/cama

○第3回JAAM研究発表会(2019年10月31日(木))

JAAMでは、アセットマネジメントに関連する研究事例、実践事例等の幅広い知識・知見を、研究者、実務者、マネジメント層など多くの関係者と共有するために、研究発表会を開催しています。今般、第3回JAAM研究発表会を下記のとおり開催します。
優秀な発表にはJAAM賞の授与も予定していますので、奮ってご参加下さい。

期  日: 2019年10月31日(木)
場  所: TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
      http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-tokyo-yaesu/access/

論文の投稿受け付けを開始いたしました。以下のホームページで執筆要綱をご確認いただき、「論文提出」リンクよりご提出願います。なお、参加申し込みの詳細は今後、以下のホームページ及び本メールマガジンでご案内いたします。
https://www.ja-am.or.jp/research_publication


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