最近「データエコノミー」とか「デジタル資本主義」という言葉がよく聞かれるようになりました。データは、インフラのアセットマネジメントにおける適切な意思決定のために不可欠ですが、データの用途はそれにとどまりません。データの新しい組み合わせは、イノベーションを創造し、社会に新たな価値を提供するともいわれています。データは新たなアセットであるという認識が急速に高まっているといえるでしょう。
ISO 55000 シリーズにおけるアセットマネジメントの対象アセットは、インフラのような有形資産だけではありません。2024 年夏、ISO 55000 シリーズの規格の多くが改訂されましたが、あわせてデータをアセットとしてマネジメントするためのガイダンス規格 ISO 55013 が新たに発行されました。要求事項の規格であるISO 55001でも、データや情報を重視する傾向が明らかとなりました。
本セミナーでは、アセットマネジメントの意思決定に求められるアセットデータのマネジメントとあわせて、より広くデータからの価値を実現化するためのデータアセットマネジメントについて、JAAM内で行われてきた研究会の成果を発表するとともも、参加者の皆様と一緒に討論します。
プログラム:
開会
データアセットマネジメントの世界 ・・・・・・・・・・・・藤 木 修
データのアセット化による事業価値の創造 ・・・・・・・・・山本 富夫
データアセットマネジメント のためのデータ品質・・・・・・湯口 峻宏
データアセットマネジメントとBIM/CIM ・・・・・・・・・・瀧口 博之
ISO/IEC 38500 ITガバナンス (JIS 38500) ・・・・・・・・香川 雄二
質疑応答・総合討論
閉会