能登半島地震の教訓を踏まえ、災害対応と老朽化が進む水インフラの課題に対し、レジリエンスと持続可能性を両立する提案を行います。
基本方針は、1) 停電・断水時も稼働するオフグリッド等の自立型水インフラ、2) フェーズフリー設計による避難所衛生の抜本改善(平常時は公園等に設置し災害時に移設、匂いなし・汲取り/給水不要トイレの導入)、3) 老朽設備の計画的更新と再生水・雨水活用、再エネ併用の効率運用です。
運用面では、電気→上水→下水の復旧優先順位を明確化し、耐震・耐水化、非常用電源・水源確保、地域連携訓練、IoT遠隔監視と劣化予測更新を組み合わせます。
これにより、避難所での間接死亡リスク低減、被災時の生活維持、少人口地域の効率的で持続可能な水インフラ運営を実現します。長大は計画コンサルとオフグリッド製品で一貫支援します。
講演者情報
永野 正人
株式会社長大 海外事業本部 海外営業統轄部 水インフラ事業推進室